3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/12/20(木) 05:11:20.61 ID:9KvLHikGo
Read Only Menber専門の暁美ほむらも、当然そのサイトのことは知っておりたびたび利用している。
世界各地の魔獣を潰してまわっているほむらにしてみれば、これほどありがたいツールはない。
そこの掲示板に書き込まれた、たったの一文。
――黙示録の獣<Apocalyptic Beast>が、東京に現れる――
それは、それだけでほむらを動かすに足る十分な理由だった。
「黙示録の獣」。
それはかつての時間軸に存在した「ワルプルギスの夜」と取って代った、超弩級の魔獣集合群体の事だ。
表れる時期は不明。周期、理由、その他諸々も不明の、完全なイレギュラー。
過去から現在に至るまで幾度となく世界各地に顕現し、数多の名だたる魔法少女たちを葬り去ってきた最悪の存在。
そして、そいつが現れた場所は例外なく恐るべき天災に見舞われ、極めて甚大な被害が齎される。
ヨハネの黙示録に於いて終末に現れるとされる悪しき怪物の名を冠するそれは、当に災厄と言えた。
もっとも、最近では各国の災害対策能力が向上しているのか、人的被害はかなり抑えられているようだが。
当然、かつての見滝原にも顕現――そう、神の出現を意味する"顕現"という語が相応しい――し、巴マミ率いる魔法少女群と壮絶な死闘を繰り広げた事もある。
その際には、美樹さやかの捨て身の自爆攻撃にてこれを撃退("撃破"ではないのだ、恐るべきことに)し、彼女の犠牲と引き換えに見滝原は守られたのだった。
その、ある意味で暁美ほむらと極めて強い因縁を持つ「黙示録の獣」が、この東京で発生する。
東京は日本の首都だ。未だ東京を中心とする中央集権国家を維持し続けている日本にとって、その陥落が国家単位での甚大なダメージとなることは間違いない。
それはきっと、まどかが望むことではないだろう。
だから暁美ほむらは帰ってきたのだ。
この日本に。
幾多の友の思い出が眠るこの地に、帰ってきたのだった。
255Res/207.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。