過去ログ - 魔王「グフェアッ!」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/26(水) 00:00:02.81 ID:Ck9MhLMdo
勇者「てかあの呪文、初めて聞く呪文だったな・・・」

武闘家「ああ、ウチのパーティの僧侶は使わない呪文だった・・・」



沐浴場2
沐浴場に通された僧侶と魔法使いは血糊と汗、埃に汚れた服を脱ぎ奥に進んだ。

魔法使い「ねえ僧侶?私の身体傷だらけじゃね?」

僧侶「一応応急措置的な回復魔法でしたので傷は残ってますね」

魔法使い「マジで⁈ちょっとヤバくね?うら若き乙女の身体が全身傷だらけとか」

僧侶「まぁあれだけの闘いだったのですから仕方ないですよ」

魔法使い「アンタそんな事良く冷静にいえるわね」

僧侶「事実ですから仕方ありません」

魔法使い「うわっ。冷静過ぎて涙が出ちゃうw」

僧侶「泣かないで下さい」

魔法使い「泣いて無いしww」

この二人も又、壮絶な闘いから解放された安堵感からか、軽口を訊きながら沐浴をしていた。しばらくすると勇者と武闘家の傷を癒やした王宮僧侶が沐浴場に入って来た。

王宮僧侶「魔法使い様、僧侶様、此方へ」

魔法使いと僧侶は顔を見合わせ声のする方へ歩いて行った。

王宮僧侶「此方の肌着を身に着けて此方へ
横になって下さい。」

二人は言われるがままに肌着を身に着けて ベッドとも診察台とも言えない場所に横たわった。

王宮僧侶「では始めます。生を司る精霊達よ、我の名は王宮僧侶。癒やしの女神パナケイアの名の下に其方達に命ずる。此所に横たわる二人の乙女の傷を癒やし回復させるのだ。」

やはり魔法使いと僧侶も黄金色の光に包まれ、光が消えると二人の全身の傷は淡い桜色の線となっていた。

僧侶「エリクシルア⁈」

魔法使い「エリクシルア?何それ?」

僧侶「王宮僧侶さんが使った最上級完全回復魔法です。生を司る精霊達に女神パナケイアの名を借り完全回復を命ずる治癒魔法。私も話には聞いていましたが、使用されたのも、使用した所を見たのも初めてです。」

魔法使い「アンタは習得して無いの?」

僧侶「残念ながら・・・習得するには精霊達と様々な誓約を交わさなければ成らない筈です。何より、相当な魔翌力を必要とするので未だ未だ私には無理な回復魔法です」

魔法使い「ふーん。このお姉さんそんなに凄いお姉さんなんだ」

僧侶「はい。おそらく私の師と互角、若しくは上ではないでしょうか」

そう言うと僧侶は王宮僧侶を見つめた。


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