過去ログ - 姫神「安価で。許嫁にして」フィアンマ「…フィアンセか…」
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16: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/23(日) 00:39:11.95 ID:BjlSUHrT0

姫神「…さんま」

フィアンマ「…サンマ?」

姫神「…ながくて。しゅっと。している…さかな」

フィアンマ「……」

和食に慣れ親しんで生きてきた姫神には、そもそも洋食名の知識が無かったりする。
謎魚『SANMA』とは市場で手に入るものなのだろうか、とフィアンマは首を傾げた。
しばらく考えた後、彼はこういった"無理難題"に燃え盛る情熱を持つ人間に、依頼する事にした。
リクエストを求めた以上、少女の願いを断ってまで自分の楽を追究するつもりは無い。
彼はシビアであると同時に、ストイックだ。妥協をしない性格をしている。

フィアンマ「…少しだけ時間がかかるが、良いか?」

姫神「だいじょうぶ」

良い子だ、と言った後、彼は机に向かった。
本を開き、電話帳から電話番号を捜すかのように捲っている。
或いは、勝手にめくられているのか。

フィアンマ「リドヴィア。どうしても困った問題が起きた」

リドヴィア『貴方様が困るとは、一体全体どのような用件なので?』

フィアンマ「サンマ、という魚を探さねばならんのだが、イタリアでは用意出来そうにない。困っている」

リドヴィア『!! お任せください』

機嫌が俄然良くなったリドヴィアに一切合切任せてしまい。
後は献上を待つだけとなったフィアンマは、姫神を見やる。

フィアンマ「魚だけではバランスが悪い。買い物に行こう」

姫神「かいもの」

こくん、と頷いた姫神を抱き上げ、フィアンマは外へ出る。
とりあえずは、『SANMA』を食べる為に必要な努力をせねばなるまい。






二人は、大型スーパーへとやって来た。
米を炊くのは流石に非効率であった為、米粉パンを購入して。
ふと、フィアンマは思い出したように問いかける。
やって来たのは色とりどりのお菓子が並ぶ菓子コーナーだ。

フィアンマ「何か食べたいものはあるか? この棚の中から。…とはいっても、見慣れないものが大概だと思うがね」

姫神「>>18


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