過去ログ - 姫神「安価で。許嫁にして」フィアンマ「…フィアンセか…」
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19: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/23(日) 00:58:55.49 ID:BjlSUHrT0
>>13 ×白いワイシャツと ○白いワイシャツを纏い、》


姫神「じゃあ。あなたもすきなものを。いっしょにたべたい」

フィアンマ「…俺様の趣味で良いのか」

姫神「あんまり。くわしくないから。あなたに。まかせる」

フィアンマ「…そうか」

お菓子コーナーを眺め、フィアンマはしばし悩む。
普段であればコーヒー味や、べたべたに甘いお菓子を買う。
前者は苦いし、後者は紅茶を呑む習慣の無い姫神には甘すぎる。

姫神「?」

フィアンマ「…何か苦手な食べ物はあるか?」

姫神「…あんまりない」

フィアンマ「…あんまり、というのも…」

散々悩み、彼はクリームの挟まれたクッキーパイのようなものをカゴに入れた。
程よく甘い人気菓子で、フィアンマはミントの味がするものが最も好きなのだが、ここは我慢していちご味。
フィアンマにとって調度良い刺激というのは、六歳児にとって酷なものだろう。


帰りに死にそうな顔をして帰ってきたリドヴィアからサンマを受け取り。
慎重に炙り焼きをしながら、フィアンマは姫神と共に椅子に座り、お菓子を食べていた。
食事前に菓子を食べるのは褒められた事ではないものの、フィアンマもまだ十代の少年であり。
ストイックとはいえ、昼食を抜いていた状態で、夕飯前に菓子を食べる事は我慢出来なかった。

姫神「…」

もむもむ、と小さな頬を膨らませ。
気に入った様子で、彼女は頬張っていく。
フィアンマは時々思い出したようにサンマをひっくり返して丁寧に焼きながら、菓子を適当に口へ放り込む。

姫神「おれさまさんは。…かぞく。いないの?」

フィアンマは、孤児である。
姫神と違い、産まれた時から、親の顔を知らない。

フィアンマ「>>21



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