過去ログ - 京太郎「デモンズソウル?」 まこ「そうじゃ」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/23(日) 07:47:35.52 ID:Yte1SqlSo
明らかに部室とは違う場所を歩き続けると、声が聞こえてきた。
いや、響くと言った方がいいだろうか、頭の中というか濃霧の中全体にと言うべきか、
全方位から響いてくる感じである。

女性の声だ。若くそれでいて神秘的な雰囲気を持つ声である。
何語だろうか、何を言っているのかは分からない。

声に気を取られて立ち止まると、光が現れた。まるで出口と言わんばかりに。

京太郎「……裂け目、案内? 古い獣?」

まだ声が聞こえる。先ほどから聞こえてきている声だ。
しかしいつの間にか、意味が理解できるようになっていた。
洋画の字幕が頭に流れているとでも言えばいいのか、
相変わらず聞こえる声は何語か分からないのに、意味だけはハッキリと分かるのだ。

声を信じるのならば、これが夢でも性質の悪い現実でも、とりあえずはここから出られるのであろう。
手を伸ばす。目を焼くのではとも思えた光に触れると閃光が辺りを包んだ。

京太郎が目を開けると、そこはもう濃霧の中ではなかった。




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