過去ログ - キョン「ん?なんかこの光景見覚えが…」
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10: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/23(日) 23:46:41.75 ID:GHqngKt/0
例の会話以来、谷口、佐々木、国木田と昼食を共にすることが習慣となった。

佐々木と国木田の会話は脳の体操のようで面白いのだが、至って平凡な話題を流れを考えずにぶっこんでくる谷口の存在は中々ありがたかった。

佐々木や国木田の私生活とかあんまり話題に上ったことがなかったからな。
以下略



11: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/23(日) 23:51:43.92 ID:GHqngKt/0
「いいや違う。俺と佐々木はただの友達だ」

「おいおい嘘だろ。あんな可愛い女とあれだけ仲がよくて友達だと?冗談よせよ」

この問答も中学時代から数えるともはや足まで使っても数え切れないだろう。
以下略



12: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/23(日) 23:52:29.64 ID:GHqngKt/0
「俺の見立てでは1年の女の中でもベスト3には確実に入るね」

一年女子全員をチェックでもしたのか。

「おうよ。AからDまでにランク付けしてそのうちAランクの女子はフルネームで覚えたぜ。一度しかない高校生活、どうせなら楽しく過ごしたいからよ」
以下略



13: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/24(月) 00:09:06.99 ID:Eu14z2JE0
「で、結局お前はどんなのが好みなんだよ」鼻の穴を膨らませながら聞いてくる谷口。

ああ、そういえば佐々木はもちろんこの場にいない。じゃなきゃこんな会話できん。

とりあえず恋愛対象をまじめに考えたことがない俺は適当に「巨乳」と答えておいた。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/24(月) 00:09:32.37 ID:ilPWq+R60
支援。是非完走なさってください。
応援しています。



15: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/24(月) 00:11:51.60 ID:Eu14z2JE0
そんなこんなであれよあれよと言う間に4月も最終週に入ったころだった。

不可思議な贈り物が届いたのだ。

次の授業の準備をしながら、佐々木と雑談していたときだった。
以下略



16: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/24(月) 00:26:07.27 ID:Eu14z2JE0
「こんなところで一体なんの用だ?」

朝倉と対峙するとまたわき腹の筋肉が痙攣した。

一体なんだってんだ・・・
以下略



17: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/24(月) 00:33:18.92 ID:Eu14z2JE0
教室に帰ると谷口が詰問してきた。

「おいキョン、まさかとは思うが朝倉から告白なんぞされてないだろうな?」

必死すぎて怖いわお前。単に本を渡されただけだよ。帰ったら読めとさ。
以下略



18: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/24(月) 00:40:52.18 ID:Eu14z2JE0
本のタイトルは『リプレイ』。著者はケン・グリムウッドという聞いたこともない名だった。

一通りぱらぱらと目を通してみたが、特に何か挟まっているわけでもなく普通の小説のようだ。

内容は中年の男がある日、心臓発作で死ぬと記憶を持ったまま学生時代へとさかのぼって目覚める。ということを繰り返していくもののようだ。
以下略



19: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/24(月) 00:49:03.24 ID:Eu14z2JE0
というわけで翌日のことである。

どんなやつか気になったので朝倉に長門のことをたずねると、こう返ってきた。

「それが彼女風邪をひいたみたいなのよ」
以下略



20: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/24(月) 01:04:37.42 ID:Eu14z2JE0
「そういえば確かに新歓ブースに文芸部は見なかったな」

と、本を閉じながら言う佐々木。

なんとなく気になったので佐々木にも例の小説を見せてみた。
以下略



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