過去ログ - キョン「ん?なんかこの光景見覚えが…」
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2: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/23(日) 23:21:48.43 ID:GHqngKt/0
中学生でもなく高校生でもない職業的に宙ぶらりんな時期を特にこれと言って何もせずにのうのうとすごし、あけた高校生活第1日目。

進学した北高には学区内ということもあり、中学からの友人が割りと多い。

前の席に座る佐々木もそのうちの一人であり、特に親しかったやつだ。
以下略



3: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/23(日) 23:22:14.46 ID:GHqngKt/0
なんとか噛むことなく脳内で用意していた文章を言い切り、開放された気持ちで席につく。

その時だった、違和感を覚えたのは。

何か、何か足りない。
以下略



4: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/23(日) 23:23:42.81 ID:GHqngKt/0

そうだ、違和感といえば

「お前結局北高にしたのか。あの私立はどうしたんだよ」

以下略



5: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/23(日) 23:24:25.78 ID:GHqngKt/0
「そんなことはないさ。君だって頭のできはいいんだ、一緒に特進クラスを目指そうじゃないか」

「ん?そういえばなんでお前特進じゃないんだ?」

また違和感。こいつの成績なら間違いなく特進クラスである。なんたって特待生なのだからな。
以下略



6: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/23(日) 23:24:53.56 ID:GHqngKt/0
健康診断や学校説明などが終わり、平常授業に入り初めての昼休みのことである。

「お邪魔して良いかな?」

聞きなれた声が俺と佐々木にかけられた。
以下略



7: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/23(日) 23:32:26.31 ID:GHqngKt/0

「ありがとう。こうやってみると中学生のころと変わらないね。まだ1ヶ月も経ってないから当たり前とも言えるけど」

小学生のころなんて高校生はえらく大人びて見えたもんだが…なってみると大して成長したようには思えんな。

以下略



8: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/23(日) 23:36:07.95 ID:GHqngKt/0
「正解がない?じゃあ例の問題として成立していない問題に対して唯一の解答は沈黙であるってやつか?」

「おや、僕の台詞を覚えていてくれたのかい?光栄だね」

「いや、H×H読み直してただけだ」
以下略



9: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/23(日) 23:41:53.03 ID:GHqngKt/0
「相手の価値観を理解する、ねえ。宇宙人相手にはどうやったらできるのかね」

「宇宙人か、相変わらず面白いことを言うな。だが、そうやって君が理解の姿勢、対話をしようとし続ける限りいつかは理解できるんじゃないか?」

そうは言うがな佐々木、世の中には問答無用で襲ってくる宇宙人もいるわけで
以下略



10: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/23(日) 23:46:41.75 ID:GHqngKt/0
例の会話以来、谷口、佐々木、国木田と昼食を共にすることが習慣となった。

佐々木と国木田の会話は脳の体操のようで面白いのだが、至って平凡な話題を流れを考えずにぶっこんでくる谷口の存在は中々ありがたかった。

佐々木や国木田の私生活とかあんまり話題に上ったことがなかったからな。
以下略



11: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/23(日) 23:51:43.92 ID:GHqngKt/0
「いいや違う。俺と佐々木はただの友達だ」

「おいおい嘘だろ。あんな可愛い女とあれだけ仲がよくて友達だと?冗談よせよ」

この問答も中学時代から数えるともはや足まで使っても数え切れないだろう。
以下略



12: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/23(日) 23:52:29.64 ID:GHqngKt/0
「俺の見立てでは1年の女の中でもベスト3には確実に入るね」

一年女子全員をチェックでもしたのか。

「おうよ。AからDまでにランク付けしてそのうちAランクの女子はフルネームで覚えたぜ。一度しかない高校生活、どうせなら楽しく過ごしたいからよ」
以下略



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