過去ログ - キョン「ん?なんかこの光景見覚えが…」
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41: ◆7I768BCHo.[saga]
2012/12/27(木) 00:34:10.38 ID:mhy4O6TB0
はてさて、新生文芸部が誕生したので我々の活動内容を記しておこうと思う。

とある5月中旬の活動内容。

長門は定位置でなにやら分厚い本を読んでいるようだ。

図書室にあったというそれはずいぶん古臭く、古紙独特の匂いがするが、嫌いではない。

佐々木は俺の対面で鞄から参考書をとりだして元からあった長机で勉強をしている。

俺はというと本棚にある本を手当たり次第に読みあさるのが日課となっており、本日も昨日から読んでいるSF物を机に広げた。

ハードカバーばかりなので読み応えがあるが、面白いものがそろっていて、時が過ぎるのを忘れるほどだ。

5月の心地よい風が窓から入ってくるのを感じながら静かに、緩やかに時間が流れていく。

こんな生活も悪くない。

そしてしばらくすると委員会活動やその他雑務やらなにやらをこなした朝倉がこの部室に加わり、持ち込んだヤカンや湯のみでお茶を入れてくれる。

朝倉の淹れる緑茶は適温で、熱すぎず、ぬるくもなく、さわやかな苦味がとてもよい。

その緑茶を飲みながら本を読み、これまた皆で持ち寄ったちょっとした菓子などをつまむ。

お茶を淹れたあとの朝倉は部室の掃除をしたり、俺が読んでいない作品を読んだり、料理本を見たりしている。

たまに刺繍なんかもしてる。

なんとものどかで平和な光景である。

そして大体5時になると皆で下校するのだった。

平和っていいねえ。


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