過去ログ - 俺の妹SSアナザーストーリー(オリキャラ注意)
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10:串に刺さってタンゴ
2012/12/25(火) 16:03:53.22 ID:BajGy3gu0
そんなこんなでいま、俺はあやせと桐乃へのプレゼントを持って
コスプレ会場から帰路についているところである。

「あの、お兄さん、一応お礼言っておきます、
 今日はありがとうございました。これで、桐乃に喜んでもらえそうです」
あやせはそう言うと嬉しそうに微笑む。

本当、大人しくしてると本当に可愛い子だな。
例えるなら・・そうだな・・天使のような存在だな。

「しっかし、お前もよくそこまで出来るな」

「大切な親友のためですから」

そんなやりとりをしていると、ふとあやせが立ち止まる。

「お兄さん、見てください。こっちのほうすごい人だかりですね」

目をやると、屋根のない開けた会場にかなりの人が集まっている。
耳を澄ますと、歌声のようなものが聞こえてきた。コンサートでも
やっているのだろうか?

「あやせ、ついでだし、寄って行ってみないか?」

「お兄さんには今日お世話になりましたし、そうおっしゃるなら、
 私は構いませんけど?」
そう言うと、あやせは会場の方へ向かって歩きだした。

俺もあやせの後をおって会場に向かった。

・・・・・

「しかし・・すっごい熱気だなぁ」
さっきのコスプレ会場もすごかったが、ここも負けず劣らずすごい。

「どうやら、ここでは、コンサートではなくてライブをやっている
 みたいですね」
そう言ってあやせは、壁に貼られている案内を指差す。

どうやらここでは今日、サイレント・レイスと言うグループが
演奏をしているらしい。音がかなり大きく、
今もギターやドラムが入り混じった音やそれに、観客の歓声が
響いているが、不思議と心地良い。

しばらく俺たちはそのステージを鑑賞していた。

・・・・

「さっきのメルルのコンサートもすごかったけど、ここはまた違った
 感じがするな」

「そうですね、あっちのコンサートの方は、えっと・・如何わしい感じもしましたが、
 この、ライブなんかは純粋に音楽とか、臨場感とかそういったものを楽しむんです」

「へぇ〜、確かに、観客と演奏者が一体になっていて楽しそうな感じがするよな。
 てか、あやせはこういったライブってよくくんの?」

「はい、事務所の先輩にこういったのが好きな人がいて、桐乃も一緒によく、
 連れてってもらうんです」
そういってあやせははにかんだ。

どうやらあやせも楽しんでくれているようだ、こんな可愛い笑顔を見させてもらえて
俺は幸せ者だよ。


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