過去ログ - 横島ナルコ「アンタ、だれ?」堕天使「はじめまして。堕天使と申します」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/26(水) 00:59:37.62 ID:BLqtUpVw0

堕天使は感動していた。
今、この状況を何度も何度も想い描き、それが現実で実際に起こっている、ということに。

自分の性器をナルコさんに懇願され、1つになるシーン…堕天使はそれを上界で数え切れないほど想像していた。

細かい描写で、何度も何度も。下界では、いわゆる引き寄せの法則と呼ばれているものだ。


 心から望んだ『今』が目の前にある。
 神よ、僕は貴方を裏切ったが、それでも、この今に、感謝します。


堕天使にとって、『今』と『神』と『愛』は変わらずに同義語だった。

彼は気づいていないが、彼がいずれ入る地獄に、彼が一生居ることはありえない。
地獄というものは、二分化されたこの世界『光と影』の影の部分なだけであり
影は、光がなければ存在しえないからだ。


つまり、ずっと『影』に居続けること自体が不可能なのだ。

それは仏教の言葉からすれば、『諸行無常』の法則からきている。

変わらないことが存在しないのは上界でも同じだ。
その更に上の、純粋なエッセンスだけで構成された界で、初めて例外がありえるのだろうが
そこでは『善と悪』『光と影』など、全ては1つであることを、深く理解していると思える。

そう考えれば、罪や戒めに、上界下界ほどの重要な意味合いで用いられることがないだろう。

全てが許された界…身体と心に感じる性的な快楽の成分の中に
堕天使はこのような悟りを感じ、そして自分の奥底に戻し、しまいこんだ。

そしていずれ、思い出すのだろう。







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