過去ログ - ナミ「ヒマだし好きって言ってからかってみようかしら」ルフィ「……」
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35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/28(金) 01:07:35.39 ID:xOSK54nDO
ナミ「ええ、あんたはバカで、脳筋だわ。けど、意外と繊細……」

ルフィ「意外は余計だ」

ナミはルフィの瞼についていた水滴をぬぐってやる。

ナミ「どうやったら、また、あんたのこと想えるかしら……ね」

ルフィ「……オレにはわからねえ。ナミがそうしたいならそうすればいい」

ナミ「できるならしてるわよ……」

ルフィ「どういうことだよ?」

ナミ「言わない」

ルフィ「言えよ」

ナミ「なんでもないわ……」

ルフィ「なあ、ナミ。……甘えたければ言ってくれ。オレがダメならダメと言ってくれ。オレは言われなきゃわかんねえ」

ナミ「そんなことじゃない……あんたに真剣になるより、おちゃらけた方が何倍もマシだって思ってるだけ」

ルフィ「それでも、オレはいい」

ナミ「……ホントは冷めたんじゃないの。あんたが死にそうになってる時、一緒にいれない自分が嫌なの。ルフィがお兄さんを助けに行ってる時、私あんたの傍にいられなかった。でも、よく考えたら、いつもそう。大事な場面で隣にいるべきなのは恋人じゃなくて、仲間。あんたはそうじゃないとダメでしょ?」

ルフィ「……」

ナミ「私は、私も……仲間でありたい」

ルフィ「ナミ……」

ナミ「……なに」

ルフィ「お前の言いたいことは、分かるようでやっぱりさっぱり分からん」

ナミ「まあ、期待はしてなかったけど……」

ルフィ「とにかく、お前はオレの仲間でいたい。そうだな?」

ナミ「ええ……」

ルフィ「じゃあ、オレは仲間のナミを愛してやる」

ナミ「だから……」

ルフィ「うるせえ……オレは仲間を大切にしたい! ずっと一緒に冒険したい!一緒に笑って泣いて怒って飯食っていたいんだ! それが、オレの仲間の愛し方だ! それから……」

ナミ「な……なんなの急に」

ルフィ「ずっと隣にいてほしい……」

ナミ「ルフィ……」

ルフィ「そう思ってもいいだろ?」

ナミ「仲間に特別なんてないのよ……」

ルフィ「ああ。ずっと一緒にいるなんてこともできねえよ」

ナミ「だったら」

ルフィ「信じちゃダメなのか」

ナミ「……」

ルフィ「オレは、信じてきた。たったそれだけで、今日まで生きてきた。夢を信じて仲間を信じてたから生きてこれた。だからさ、ナミ」





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