過去ログ - フィアンマ「安価、で」上条「目一杯幸せになろうな」
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144: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/27(木) 18:56:03.81 ID:Ps2C0ZFI0

「…………厚かましいが、出来れば俺の遺体はシルビアと一緒の墓に埋葬してくれると嬉しい」

言う度に、彼の口から血液がどろどろと溢れる。
けほ、と咳き込みながらも、彼はオフィーリアに血液が付着しないよう努力した。
こくん、と頷いた彼女に、続けて言う。

「………すまなかった。そして、ありがとう」
「…あぁ、……良かったな…」
「やっと、…シルビアのもとへ、逝ける」

ぽた、ぽた、と彼女の瞳からこぼれた涙は、血だまりに溶ける。
彼は最後の最期で、愛しい人に会えたのかもしれない。
そうでなかったにせよ、彼はこれから、死後の世界で罪を贖う事になるだろう。
オフィーリアはぐしぐしと目元を乱暴に擦り、それでも流れてくる涙に咳き込みながら、立ち上がる。
そして、上条を見た。上条は、後悔していない。




フィアンマ「…埋葬をしてきたいのだが、…ここの掃除を頼めるか。流石に、関係の無い一般人にグロテスクなものを見せるのは忍びない」

掠れた声だった。
心からの頼みでも、あった。

上条「>>146

トール「>>148


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