過去ログ - フィアンマ「安価、で」上条「目一杯幸せになろうな」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/12/28(金) 23:08:43.09 ID:LodX4UKT0
《でも、君が泣いてくれるのなら… あの人以上に病むってどんな…》
美琴は震える手で、指で、スカートの端を握る。
現実があまりにも突飛過ぎて、ついていけない。
上条がバイトしていることは、知っていた。
でも、それは金欠だから始めたのだろうと、思っていた。
学校を終えた後、真っ直ぐに帰る事も、知っていた。
けれど、それは疲れているからだろうと思っていた。
違った。
全部、あの女の為だったんだ。
ひいては、あの女の子供の為だったんだ。
そして、あのリアクションからして、上条は嘘をついた。
自分に対して、嘘をついたのだ。
記憶喪失という嘘を信じて駆けずり回った自分の努力は、何だったのか。
どうして、こんなことになってしまったんだろう。
もっと早い段階で、素直に告白しておけばよかったああそれなのにそれなのに自分は馬鹿だったのだ知識などというレベルでなく!!!!!
美琴「……」
上条「…み、」
美琴「…おめでとう。じゃあね」
言うなり、彼女は踵を返して走っていく。
身重の彼女を守る使命が先に立つ上条は、当然のことながら、追いかけられなかった。
フィアンマ「……当麻。記憶がどうこうと言っていたが、何なんだ?」
上条「…
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