過去ログ - フィアンマ「安価、で」上条「目一杯幸せになろうな」
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[saga]
2012/12/29(土) 00:46:17.30 ID:9iRHj+4K0
黒子「無理でしょう。袋の一部を移動させて、その後直接中身に触れれば問題ありませんけれど」
美琴「うーん、やっぱりそっか…」
御坂美琴の声は、軽い。
まるで、ケーキを作る為のバターが無いと告げられた程度のもの。
彼女はしばらくうーんうーんと考え込んだ後、ベッドへ横たわり、黒子を手招いた。
きょとんとしながらも、何だか美琴の調子がおかしいとしか思っていない彼女は、素直に隣へ横たわる。
美琴は、ぎゅっと黒子を抱きしめた。
そして。
電撃を、用いた。
黒子「あぐっ」
彼女は、『電撃使い』だ。
そしてそれは、生体電気に繋がる事もある。
記憶を読み取るという離れ業を一度起こした事のある彼女は、自らの能力を悪用する。
風紀委員である黒子が、罪を進んで犯す事は出来ないと、わかっているから。
美琴「……邪魔なものは、消さないと。年末の大掃除みたいなもんだもの」
黒子「……、…はい、…ですの…」
彼女の意識に、上条の彼女への殺意を植え付ける。
御坂美琴の苦しみを、憎悪を、電子データをコピーするかのように。
美琴「…まぁ、あの女自体は殺せなくても、最悪仕方無い。でもね、お腹の子には居なくなってもらわないと、困るのよ」
上条と自分の間ならばまだしも。
上条とあの女の間の子供なんて、いっそ産まれない方が良いに決まっている。
美琴「…大丈夫よね、黒子。…私を、助けてくれるわよね?」
黒子「………はい」
虚ろな瞳をした黒子の頬に、美琴は軽く一度、口づけた。
一ヶ月経った。
気付けば、梅雨の時期。
じめじめとした空気だったが、散歩をした方が良いだろうと、珍しくバイト休みだった上条は、オフィーリアと一緒に散歩をしていた。
相合傘で手を繋ぎ、ゆっくりと歩く二人は、誰が見ても幸せそうに見える。
誰が、見ても。
黒子「………止まりなさい」
上条「? あぁ、白井か」
フィアンマ「……」
ぴりりとした殺気。
気づかない上条と違い、オフィーリアは眉を潜める。
黒子「個人的な恨みはそれなりにありませんが、…最低条件が、そこの女の子どもを消し去る事なので、努力させていただきますの」
彼女は、普段犯罪を犯すスキルアウト等に使う、先端の丸い針を手にした。
あんなものを彼女の腹の中へ移動されてしまえば、どうにもならない。
上条「ッ、」
訳もわからないまま、上条は、動く。
上条はどうする?>>+2
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