6: ◆3feiQFueVc[sage saga]
2012/12/26(水) 12:20:55.04 ID:nzTAcqmZo
「雪歩、お湯沸いてるよ」
「あっ、……うん、ありがとう」
美希ちゃんに言われて、しゅんしゅんと蒸気を上げ続けるやかんの火を止めます。プロデューサーにはしょうがの擦りおろしとはちみつを入れた紅茶。四条さんと、私と、美希ちゃんと、小鳥さんに、緑茶。私たちのを淹れる前に、プロデューサーに持っていきます。どうせ、少し冷まさないといけないから。
「プロデューサー、お茶です。どうぞ」
「ああ……ありがとうございます」
給湯室に戻ると、美希ちゃんが立ちあがって、私の前でくい、と頭を下げました。背中に腕を回して、斜め下から上目づかいをする、美希ちゃんお得意のポーズ。
「珍しいね、考え事?」
「珍しいって……」
「お茶淹れてる時にぼーっとするなんて、珍しいかも」
「ああ、そういう」
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