9:Ryuto
2012/12/26(水) 21:11:38.70 ID:+84mt7qJ0
翌日、シャイナに【瞬間移動】で送って貰いアルマはエルモア邸に向かっていた。
ア「ちょっと遅くなったかな?」
まだ昼過ぎだが午前中に帰ると言って泊まってきたので少し急ぎ足で歩いている。
ア「面倒くさいし【ライズ】使おうかな…(でも師匠に日常生活で無闇に使うなって言われてるしな。)」
そんな風に考えてると前方にいきなり前触れもなく少女が出現した。
ア「(空間迷彩とかは有り得ない、俺の【幻視】にそういう類いの物は効かないそうなると【瞬間移動】か?)」
アルマが警戒しながら考えていると少女がくすりと笑う(おそらく同年代)。
?「確かに面白そうだね。天樹院エルモアが僕に紹介するだけはあるかな?」
ア「エルモアの婆ちゃんが紹介ってどういうことだ?」
?「紹介は言い方が悪かったね。正確に言えば君の入学に関して相談されて僕が箱庭学園を紹介してあげたってとこかな?」
よく見ると少女の服装は、春から入学することになる箱庭学園の制服だった。
ア「エルモアの婆ちゃんとどういう関係だ?」
?「ただの昔の友人だよ。次に質問してきそうだから先に言っておくけど今日会いにきたのは興味半分で特に意味はないよ。」
ア「……」
聞こうとしたことが先に答えられてた。
?「まぁそういうことだから僕はもう行くぜ。」
消える前に何か思い付いたのか今度は目の前に出現した。
?「僕の名前は、安心院なじみ。一応、覚えておくといいよ。」
そう言って今度こそ消えた。
アルマはしばらく呆然としていた。
ア「ま、いいか。」
たいして気にしないかんじでまた歩き始めるアルマだった。
分からないことは分からないんだし考えてもしょうがないと結論付けたのだった。
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