18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/30(日) 00:21:58.25 ID:x9OhnH1e0
「……いえ、何でもありません」
今の自分には、もしかするとプロデューサーを責める資格なんてないのかもしれない。
貴音は、そのことが悔しく歯痒く思った。
黙り込んだ二人の間に、双海姉妹の元気な声や美希を叱る律子の声が聞こえてきて、辛うじて居心地の悪さを回避してくれる。
やがてプロデューサーは、「変なとこ見せちゃって悪いな」と顔を上げた。
その顔はもう、いつもの彼の顔だった。
それを見た貴音も、表情を引き締める。
それっきり、響のことは話題に出なかった。
けれど貴音の中で、いつまでたっても響のことが頭から離れそうにはなかった。
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