過去ログ - 俺は上条当麻、学園都市に住むレベル？？？だ。 ―最終章― -SS速報VIP

過去ログ - 俺は上条当麻、学園都市に住むレベル？？？だ。 ―最終章―

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667: ◆wPpbvtoDhE[saga]
2013/01/12(土) 20:29:13.45 ID:Oltl4T+s0

江蘇省夜の港、渔夫でもない限りは人が近寄ることなぞ無いだろう。

丑三つ時となればそれは当然のことである。

にも関わらず、この一帯に銃撃音、鉄と鉄のぶつかる音、複数と思わしき阿鼻叫喚が響いていた。

佐東「か！・・・・はっ！・・・・はぁ――――っ！」

佐東「痛っ・・・ぅ・・・・！！」

　　　　たった今三人の敵勢を殺害し終え、痛みを露わにした男の肩からは出血が見て取れる。

　　　　この薄暗がりの場所では、黒い染みが着衣へ大きく広がっているだけのようにも見えた。

「待っ・・・待て！やめ・・・て・くれ！！」

佐東「あ？殺す気満々で挑んでおいて良く言うね・・・・」

佐東「つーかよ、俺が中国語話せなかったら言葉通じてねぇだろ？馬鹿かお前？」

　　　　この男は日本人、名を佐東という。二十代半ばではあるがたった今潜った死線のせいか幾許と老けて見える。

「悪かっ、た・・・・俺たちだって命令を受けて・・・・」

　　　　佐東は肩に斬り傷を受けて出血していたが、地に這いつくばり命乞いをしている中国人は腹部から臓器がハミ出ていた。

　　　　重傷を負った今言葉を交わすこともやっとのことだろうが、命が死神とご対面しそうにもなればどうにか喋れるものらしい。

佐東「知ってるよボケ」

佐東「大体その出血じゃそろそろ気ぃ失うだろ。俺に命乞いしてどーすんの？」

「・・・・確かに」

佐東「じゃあ死んどけ」

　　　　バァンッ！！！―――――――夜の港に、再び銃声が鳴り響く。

佐東「ぁー・・・痛って、え・・・・・・クソが！！」ﾊﾞｧﾝｯ!!

　　　怒りを露わにし、確実に死んだだろう男の頭にもう一発銃弾をブチ撃ち込んだ。

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