過去ログ - 俺は上条当麻、学園都市に住むレベル？？？だ。 ―最終章― -SS速報VIP

過去ログ - 俺は上条当麻、学園都市に住むレベル？？？だ。 ―最終章―

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669: ◆wPpbvtoDhE[saga]
2013/01/12(土) 20:42:55.64 ID:Oltl4T+s0

佐東「なぁ。感覚的には美味いの？」

李麗「クっソ、まずい・・・・普通のステーキが食べたいよ」

佐東「ハハッ・・・・だよねー」　　　　

　
　　　　李麗は佐東を睨むかのように一瞥したのちに食事へと戻る。別に睨んだわけではなく、元々目つきが悪いだけであった。

　　　　そして、食事の献立はさっき殺したばかりの新鮮な『人肉』、内蔵や皮膚の血肉。

　　　　じゅるっ、ぐちゅっ、と音を立てながら食べる。

李麗「特にね、骨は最悪よ・・・・・堅いっ」

　　　　
　　　　佐東も怪我をしていたが、李麗の怪我はその比ではない。

　　　　背には敵から受けただろう麟角刀が二本刺さっており、左手の指は四本切れ落ちている。

李麗「割って食べたほうがいいね・・・」ﾊﾞｷｯ!

　　　　どてっ腹には即死してもおかしくないほどの巨大な穴が穿たれており、内蔵や骨が見えていた。

　　　　だが、人の肉を喰らうにつれ、その傷はみるみると塞がっていった。

李麗「よし、治ったよー。補充もおっけ」

佐東「ところで、全員は殺してないよな？」

李麗「りーりー、佐東の言うことちゃんと聞いた」

李麗「ほら、あれ」

　　　くいっ、と人差し指を向けた先には、大量の死体が転がっている。

佐東「・・・・どれ？」

李麗「あそこに蠢いてるのがいるね」

佐東「んー・・・・あの悶えてるヤツ？」

　　　　死屍累々とした屍の中に、一人だけ苦痛を漏らす中年男がいた。

　　　　両足と片目を斬り裂かれており、無事とは言い難いが。

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