過去ログ - 上条「摂り憑かれた………」
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20: ◆hpOs4el2EFNo[saga]
2012/12/30(日) 19:34:36.34 ID:b340wFY80



一月二十日から二月十八日生まれの水瓶座のアナタじゃ恋も仕事もお金も最強運!全くありえない事にどう転がってもイイ事しか起こらないので宝くじでも買ってみろ!あんまりモテモテちゃうからって三股四股に挑戦、なんてのはダメダメなんだぞ♪



物部「な、なんじゃこのちんけで確実性も無ければ陰陽の良い部分だけを取り入れた占いは!!こやつは星霊術を馬鹿にしておるのか!!?」

上条「………あのさぁ。お前それ毎朝言ってるし、つーか怒鳴るの止めろって。今の時代の「占い」なんてこんなもんなんだよ。何度も言ってるだろ?」




七月二十日、夏休み初日。

上条当麻は学園都市の学生寮の一室で朝食(ご飯、味噌汁、野沢菜の漬物、生卵)を口に運びながら、物部と物議をかもしていた。

普通なら、エアコンが壊れてうだる様な熱気が部屋を支配するのだが、上条当麻の部屋は『そんなもの』を必要としなくとも非常に快適な温度に保たれていて、クソ暑い夏の日でも氷が解けるような暑い討論をすることが出来る

物部としては、星霊術の基礎すらなってないテレビの占いが許せないらしいのだが、今時の、天気予報みたいに流れるテレビの星占いなんてこんなモンだろと思う。
と、いうより占いは必ず外れ、おまじないは成功した例がない。ギャグとして消化しても大丈夫なレベルの不幸に見舞われるのが日常の上条当麻にとっては正直どうでも良い事だった。



物部「し、しかしじゃな………我はこれでもかの陰陽五行の源流における―「あ、それにしても今日の味噌汁うまいなー。出汁変えたのか?」 ! うむ!!天日干しにしたにぼしと昆布を………」


ちょっとした褒め言葉に、物部は先程までのむすっ、とした表情をコロッと変え、嬉しそうに話し出す。
上条としては味噌汁の出汁のことなど全く気づいて無く、ようするに完全なあてずっぽうだったのだが、沈黙は金である。



物部「それでじゃな―」

上条「あー、わりぃ布都。俺、これから学校で補修だから続きは外でな」

物部「む………そうか、仕方ない………食器はいつも通り水につけて置いて後で洗えば良いじゃろ。本当は良くないがの」

食べ終わった上条の食器をテキパキとまとめ、台所へと運んでゆく物部を見送りながら、さて、学校行く準備すっかー、と上条はパジャマ代わりのTシャツを脱いで夏服に着替える。


上条「あ、そうだ。いーい天気だし、布団でも干しとくかなー」

物部「む、それなら我のも頼む」

上条「はいはい、最初からそのつもりですよっと」

上条は両手でベットの上にある布団と、床に敷かれている布団の二つを纏めて手に持つと、器用に足でベランダに繋がる網戸を開けた。実に手馴れているのが見て取れる




―――ガララッ




物部「………まあ今の時期いきなり夕立が降ってこないか心配じゃがの」

上条「縁起でもねぇ事いうんじゃねぇよったく―――――――――へ?」

上条「はあ!!?」

上条の素っ頓狂な声に驚いて、物部が台所から飛び出してきた。


物部「ど、どうしたのじゃ当麻!なにがあっ―――――」




???「」




物部「ふ、布団に良く似た女子が干されとる………じゃと!?」




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