90: ◆hpOs4el2EFNo[saga]
2013/01/10(木) 03:13:55.30 ID:TzwkOj1A0
一夜明けると、インデックスは本当に風邪と良く似た症状が出たが、その症状は凄く軽い物で、明日になれば元気に歩ける程度の物だった。
あれだけの傷を負っていた筈なのに、その痕は殆ど残ってはいない………全く、本当にこいつには叶わないと思う。
で、それはともかくとしてだ………
上条「何でビール好きで愛煙家の小萌先生のパジャマが、お前に合っちまうんだ?年齢差、いくつなんだか」
小萌「なっ………!」
物部「と、当麻!それは一体どういう意味じゃ!!?」
上条(いやお前関係ねーだろ………)
インデックス「………みくびらないでほしい。私も、流石にこのパジャマは胸が苦しいかも」
小萌「なん……、馬鹿な!バグってるです、いくら何でもその発言は舐めすぎです!」
上条「て言うかその体で苦しくなる胸なんてあったのか!?」
「「「………#」」」
物部を含めたレディ三人に睨まれた。上条、反射的に魂の土下座モードへと移行。
その後も、小萌先生をこれ以上巻き込まない様にする為、誤魔化すのに相当苦労した。
明らかに事件性を漂わせる形で小萌先生の家に上がりこみ『暫くの間泊めてくれ』だ。物部がインデックスの血の跡やら傷やらを誤魔化してくれなかったらもっと厄介な事になっていただろう。
当然であれだが、小萌先生は良い先生だ。
何の能力も、何の腕力も、何の責任も無いのに、ただ真っ直ぐに、あるべき所にあるべき一刀を通す名刀の様な『正しさ』とその一刀を持つ『覚悟』が備わっている。
この人の教え子で良かったと心から思う。日ごろから不幸に見舞われる上条当麻だが、『あの人達』といい、小萌先生といい。なぜか『導師』には恵まれているのだった。
だからこそ
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