過去ログ - オッレルス「……」フィアンマ「…安価で、お前をまともにする。したい」
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12: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/30(日) 00:16:57.17 ID:GThBX//g0

次に目を覚ますと、横たわっている場所が変わっていた。
意識を喪う前、自分は雪原に倒れていた筈だ。

フィアンマ「…ん…?」

平凡な、アパートメントの一室。
そう判断しながら身体を起こそうとしたフィアンマだったが、うまくいかなかった。
大量出血をしたせいなのか、思考も上手く働いてくれそうにない。

フィアンマ「……此処は…何処、だ…?」

かり、とベッドシーツを引っ掻いた。
頭が痛い。全体的に怠い。
意識を喪う前、謎の男に会った気がする。
だとすれば、警戒すべきかもしれない。

ガチャリ、と。
何の前触れも無く、ドアが開いた。

?????「…寝ていれば良かったのに」

物々しい眼帯をした、一人の青年だった。
フィアンマは警戒心を露に、下がろうとする。
完治どころか、ロクに傷の塞がっていない右肩が、ズキズキと痛んだ。

フィアンマ「ぐ、…誰だ、貴様は」

オッレルス「…オーディン。そう呼ばれているよ」

北欧神話の神を名乗るということは、魔術師。
右肩の痛みに脂汗をかきながらも距離を取ろうとするフィアンマに、彼は苦く笑った。

オッレルス「…手負いの獣みたいだな」

フィアンマ「何の為に俺様を此処まで連れて来た…」

息を荒げながら、フィアンマは問う。
対して、魔神は何ということもないように答えた。

オッレルス「>>14


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