過去ログ - オッレルス「……」フィアンマ「…安価で、お前をまともにする。したい」
↓
1-
覧
板
20
176
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/01/06(日) 01:15:59.00 ID:moyAIJB70
たどり着いた場所には、何十人もの魔術師。
『騎士派』、小さな魔術結社、他にも何種類か、区分出来る程。
これだけの人数をよくも集められたものだ、とオーディンは思う。
隠れ家の中から姿を現した上条の前には、魔神のなり損ない。
オティヌスは冷徹な眼差しでオーディンを見据える。
「…どれだけの人員を用意しても無駄だ」
「先に殲滅するのは、伝えた通りだ」
オティヌスの言葉に呼応して、武器が構えられる。
剣、刀、聖書、杖、天秤―――数え切れない程の、武器。
大型や中型、多種多様な武器が、オーディンとバルデルスに向けられる。
対して、バルデルスが行った事は簡単だった。
ある意味、セオリー通り。『聖なる右』による払拭。
「邪魔だ」
向けられた武器から攻撃が放たれるより早く、彼の右手が振られる。
一撃にして何十人もの、それなりの実力を持っている筈の魔術師が倒れる。
その代償として、『聖なる右』が僅かに、不気味に揺れた。
空中分解するかもしれないな、とフィアンマはうっすらと思う。
制御は出来ているのだが、それでも何度も使えば、一度休ませねばならないようだ。
右腕自身が一度切断されているのだから、不可抗力である。
別に、オティヌスも上条も、魔術師達に守ってもらおうとは考えていない。
彼らが排除しようとしたのは、右方のフィアンマだ。
オーディンを丸無視で眼前に現れた敵に、バルデルスは一歩下がる。
『聖なる右』で対抗しようにも、弱っている。受け止め切れるだろうか。
「フィアンマ、」
彼は視線を寄越し、『見えない力』を発揮する。
『北欧宮殿』に対し、上条は右拳を突き出す。
パキィン、という甲高い音。『北欧宮殿』が消された。
バルデルスにまで危害の加わらないよう力の調整をしていたオーディンは、当然のことながら、焦る。
上条の脇腹を掠る形で、『主神の偽槍』が跳んできた。
オーディンのものは拘束に。
オティヌスのものは殺害に。
向いている。
そして、オティヌスの方のそれは、以前のものと違った。
「や、どりぎ…?」
死の予感に、喉が干上がる。
「お前が一度上条に接触したのは、間違いだったな」
ヤドリギの粘り気が纏わされた、槍。
それを投げられれば、当然、防御霊装であっても貫かれる。
ましてや、光神バルドルの伝承を元にしている、バルデルスのものでは。
回避しきれるか、とバルデルスは自分で自分の体勢を崩す。
間に合えば、勝利。
間に合わねば、敗北。
>>177-179
の多数決によってルート決定。番号指定、1IDにつき一票でお願いします
1.避け切れた(勝利→世界征服ルート)
2.避けきれなかった(敗北→後追い自殺ルート)
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
195Res/144.80 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - オッレルス「……」フィアンマ「…安価で、お前をまともにする。したい」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1356793892/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice