過去ログ - オッレルス「……」フィアンマ「…安価で、お前をまともにする。したい」
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19: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/30(日) 16:40:33.90 ID:+6WpJPn30

この猫なら、文句無いだろう。
どこからどう見ても可愛い猫だ。
人懐っこい性格をしているのか、仔猫はフィアンマの胸元に頭を擦りつけている。
ひっきりなしにごろごろと喉を鳴らす様は、とても愛らしい。
どこかのペットショップから逃げ出した、所謂純血種<ブランド>なのかもしれない。

仔猫「にゃー」

フィアンマ「……、…」

飼うつもりなのだろうか。
貧血の症状は治まってきたものの、やはり、頭はうまく働かない。
本来であれば、客観的に考慮して、自分は寝ているべき人間だ。
にも関わらず、このような無理をすれば、倒れてしまうだろう。
その時はその時、殺されるならばそれも仕方が無い。
こんな汚らしい世界に、救いなどありはしない。
何せ、自分の救済を拒んだような世界なのだから。

フィアンマ「…」

ガチャ、どドアを開ける。
合鍵は受け取っていた。仔猫を抱えたままでも、手先の器用さを活かせば、開けられる。
中に入ると、オーディンは悠々とソファーへ腰掛けていた。
もしかすると、自分の様子を何らかの方法で見ていたかもしれない、とフィアンマは思う。

フィアンマ「…お望み通りの、可愛い猫だ。俺様の勝ちだ」

オッレルス「>>21


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