過去ログ - オッレルス「……」フィアンマ「…安価で、お前をまともにする。したい」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/12/30(日) 21:29:16.47 ID:qzxxhYnU0
《
>>26
様 利根川さんしか出てこなかった、その方法もあったか…》
オッレルス「腹は減ってない」
フィアンマ「そうか」
別に無理やり食べさせるつもりもないので、フィアンマはただ一言だけ相槌を打った。
自分だけが食べるのであれば、自分好みに味付けてしまおう。
もう少しだけ塩を足して調整した後、フィアンマは静かに皿へシチューをよそった。
シチューと呼ぶには、具材が少なすぎてあまりにもお粗末な代物だったが。
彼はオーディンの向かいに座り、軽く食前の祈りを済ませて、黙々と食べた。
思っていた以上に腹が減っていたらしい、フィアンマは自分でも驚く程がっついて食べていた。
そんなフィアンマの膝上へ、ちょこんと子猫が乗っかる。そして、丸まって目を閉じた。
彼はそんな仔猫を見やり、問いかける。
オッレルス「…使わなかったのか」
フィアンマ「うっかりしていた。入れ忘れだ」
しれっと言いながら、フィアンマは食事を続ける。
今後も、何か生き物を夕飯にしろと言われたら、こうするつもりだ。
オーディンは退屈なのか、フィアンマの手元を見つめている。
コーンと人参の入った、とろとろとした白濁の食べ物。
そこはかとない牛乳の甘くて良い香りが漂っているが、オーディンの食欲を刺激するには能わず。
オッレルス「……」
フィアンマ「…後で増血剤をくれ。足りん」
オッレルス「…わかった」
食事を終え、フィアンマは仔猫の背中を撫でる。
仔猫は眠ったまま、心地良さそうにごろごろと喉を鳴らした。
フィアンマ「…毎日ハンティングに行けというつもりは無いだろう? …食材が足りなすぎる。これでは生活出来ん。そして、生活出来ない場所は住処とは言えん。俺様の生活の安寧を保障するのであれば、最低限の食材、調味料の確保、加えて日用品を購入する資金を寄越せ」
養われる立場となりながらも、フィアンマは尊大だった。
彼は仔猫を床に降ろし、皿を片付ける。
オーディンは黙ったまま、しばらく考えを巡らせていた。
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