過去ログ - オッレルス「……」フィアンマ「…安価で、お前をまともにする。したい」
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37: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/31(月) 02:53:20.10 ID:CcGljY4AO

一週間経った。
フィアンマの右肩の傷口は幸運にも膿んでしまう事無く塞がった(とはいえ、やはりまだ触れば痛い)。
オーディンはというと、時々フィアンマの料理に手を出しながらも、ほとんどを葡萄蜜酒で過ごしている。
何はともあれ、これでようやく入浴出来る。
根が綺麗好きであるフィアンマは、チャンスを逃さずにバスルームへ入った。
多少の苦労はあったが、『第三の腕』の力も借り、どうにか無事入浴を終える。

興味を持った相手には、とことん執着し、虐げ、愛でるのがオーディンという男だ。
そういった訳で、彼は珍しく自ら事を起こした。 フィアンマの髪を乾かすべく、ドライヤーを手にしていたのである。

フィアンマはどうにか身体を拭いて服を着、洗濯をせねばならないか、と思いながら、リビングへ来て。
壊れていないかどうかを確かめるべく、謎の機械から自分の手に何かを浴びせているオーディンを発見した。

フィアンマ「…」

オッレルス「……おいで」

有無を言わせない声。
フィアンマは警戒しながら近寄り、少しばかり怯えた。
何を隠そう、彼は世間知らずである。
オーディンはフィアンマをソファーへ座らせ、ドライヤーのスイッチを入れ直す。

フィアンマ「…、…なん、…何だ、…それは。……『ブオーン』といっているが」

小さく震えている。
かなり怯えているらしい、とオーディンは判断した。

オッレルス「>>39


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