過去ログ - オッレルス「……」フィアンマ「…安価で、お前をまともにする。したい」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/12/31(月) 15:35:49.29 ID:ugx0Bv9A0
オッレルス「危ないものではない」
フィアンマ「……」
無害有害というよりも、彼は得体の知れないものに警戒するようだ。
フィアンマの価値観に対してそう判断を下して、オッレルスは温風をフィアンマの髪にかけ始めた。
ドライヤーを手にしているのとは反対の手で、わしゃわしゃと髪をかきあげる。
セミロングの赤い髪はそのことによって段々と水気が飛んでいく。
乾き、かきあげるごとに、シャンプーの良い匂いが香った。
フィアンマ「…髪を乾かすものか」
オッレルス「ドライヤーと言う。…君は今までどうやって乾かしていたんだ?」
フィアンマ「…術式の応用だが」
オッレルス「…そういえば、燃える赤<フィアンマ>だったな」
言いつつ、オッレルスは丁寧に乾かしていく。
骨董品の手入れでもするかのように、慎重に。
やがて乾かし終わり、ドライヤーを片付けるオーディンを見やり。
フィアンマは、礼の言葉を述べるべきかどうか、迷った。
フィアンマ「…、…」
良好な人間関係を望むのなら、言っておくべきだ。
だが、この男はまともな人格をしていない。
優しい部分はあれど確実に破綻しているし、いつか自分にも被害をもたらすだろう。
しかし、嫌いかというと違う気がする。交渉の余地を持たせる辺り、少し抜けているし。
加えて、命令や脅迫でばかり従わせるのだから、臆病な性格をしている。
自分も他者のことを言える程、まともな性格はしていない(と思う)。
となれば、多少なりとも感謝の意を表したところで問題無いだろう。
フィアンマ「オーディン、」
オッレルス「…ん?」
フィアンマ「…ありがとう」
オッレルス「……、ああ」
礼の言葉に慣れていないのか、オーディンは視線を逸らした。
台所に立ったので、料理をするのかと思いきや、葡萄酒を取り出す。
また葡萄蜜酒を作るつもりらしい。そろそろ病気にならないか本気で心配するレベルだ。
フィアンマ「…術的な意味があるのか、個人的な趣味か、どちらなんだ。後者の場合は健康状態に問題が起きるぞ」
オッレルス「
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