14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/30(日) 11:30:14.60 ID:rR2TrYIC0
〜 部室 〜
霞「珍しいわねぇ。あなたからお昼の誘いがあるなんて」
久「いつもは霞と咲はべったりじゃない。流石にあんなに嬉しそうな咲を引っぺがしてまでお昼に誘おうとは思わないわよ」
霞「ふふ、そうかしら」
久「ええ、そうよ。全国大会が終わって霞がこっちにきてから咲はずーっと霞にべったり。それこそ不自然なほど」
霞「…… 何が言いたいのかしら?」
久「担当直入に聞くけど、霞。あなたは何しに長野のしかも清澄高校にやってきたのかしら?」
霞「……」
久「お家の事情とは聞いていたけど、あなたの実家阿は鹿児島の高名な檀家さんのごく近い分家筋だったかしら? そんな人がこの長野の辺境に何の用があるかなんか想像も出来ないんだけど」
霞「よく調べてるわねぇ。あなたにはなんでもお見通しなのかしら?」
久「あなたの目的は分からないわ。ただ、それが咲に関係していることは分かる」
霞「もし仮にそうだったとしたら、久ちゃん。あなたはどうするのかしら?」
久「咲は私の、唯一無二の大切な後輩よ。咲を泣かせるようなことをすれば… 私はどんな手段を使ってでもあなたに復讐するわ」
霞「あらあら、部員想いの部長さんね。あなたは本当にその言葉を実行してしまいそうだから怖いわ」
霞「でも」
霞「心配しないでいいわ。わたしは決して咲ちゃんのこと、悲しませにきたんじゃないから」
久「そう」
久「それならいいわ。さっさとお昼食べちゃいましょ?」
霞「くすくす」
久「な、なによ?」
霞「久ちゃんは咲ちゃんのこと、よっぽど心配してるのね」
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