過去ログ - とある魔術の禁書目録　再構成 -SS速報VIP

過去ログ - とある魔術の禁書目録　再構成

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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/30(日) 20:22:45.24 ID:wDgA4oEl0
上条さんが頭でも運動能力でも原作より強い状態での再構成です。

SSWiki : ss.vip2ch.com

2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 20:26:03.89 ID:wDgA4oEl0
七月二十日、夏休み初日。

「良い天気だし、布団でも干すか」

上条当麻が思わずそう呟いてしまうくらい、天気は快晴だった。

3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 20:29:40.82 ID:wDgA4oEl0
三十秒で作った目玉焼きを五秒で完食された。
しかし上条は、その驚異的な捕食速度に驚く事もなかった。
頭に疑問が浮かんでいたからだ。

なぜ外国人である彼女がここにいるのか。

4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/30(日) 20:31:37.86 ID:4Fdv6Tdy0
武器を扱えるだけの頭があるぐらい頭がいいと見ても良かろうか

5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 20:32:13.55 ID:wDgA4oEl0
「黙りこんでいるけど、どうかした？」

少女に危険性は感じない。ここは直接問い詰めた方が早い。

「で、本名は何？」

6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 20:33:40.88 ID:wDgA4oEl0
>>4
武器は使わないです

7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 20:35:56.84 ID:wDgA4oEl0
「本当はちゃんと跳び移れるはずだったんだけど、跳んでる最中に背中を撃たれてね。
　ごめんね。落っこちて途中で引っかかっちゃったみたい」

「撃たれたって……」

8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 20:38:04.38 ID:wDgA4oEl0
「あの、どうしたのかな？」

またしても反応のなかった上条に不安を抱いたらしいインデックスは、おそるおそる問いかけた。

「ああ、ごめん。どこまで話が進んでたっけ」

9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 20:41:33.76 ID:wDgA4oEl0
「……別に話したくない訳じゃないんだよ。話せないの」

「……へ？」

「私ね、一年ぐらい前から以前の記憶がないんだよ」

10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/30(日) 20:44:00.36 ID:N/pcayfao
ふむ

11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 20:46:03.05 ID:wDgA4oEl0
「それもあるかもしれないけど、一番の理由ではないかも。
　この修道服『歩く教会』は魔力で動いているんだけど、連中はこの修道服の魔力を探知できるんだよ」

だったら何でそんな発信機に等しい服を着ているのかと問いたくなったが、ちょっと考えて答えは分かった。

12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 20:47:15.02 ID:wDgA4oEl0
「な、んで……」

呟く彼女の唇は震えている。
まるで、泣くのを堪えているかのように。

13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/30(日) 20:48:47.90 ID:54173yxV0
何巻までやるのかな

14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 20:49:14.85 ID:wDgA4oEl0
「ごめんね。みっともないところ見せちゃったかも」

数分で泣き止んだインデックスは、ぺこりと頭を下げた。

「別に良いって。それより、これからどうするかだな」

15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 20:51:16.14 ID:wDgA4oEl0
握手を交わした後、上条とインデックスはテーブルを挟んで向かい合わせに座った。

「で、とうまには結局、具体的な案はないんだよね？」

「……ま、まあ、ないな」

16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 20:53:38.48 ID:wDgA4oEl0
「まあ、全く根拠がない訳じゃない。
　俺の右手には『幻想殺し』って能力が宿っていて、それが異能の力ならば、神様の奇跡(システム)でも打ち消せるって代物なんだけど」

「……ふーん」

17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 20:57:35.35 ID:wDgA4oEl0
「簡単に言うと、俺の右手は異能の力ならば何でも無効化(キャンセル)できるんだよ。
　具体的に言うと、約一八〇万人の学生を抱えるこの学園都市でも七人しかいない超能力者(レベル5)の一人、御坂美琴の十億ボルトの雷撃とか、戦略級の『超電磁砲(レールガン)』とかでも打ち消せる」

「れべるふぁいぶ？れーるがん？」

18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 21:01:19.31 ID:wDgA4oEl0
「見たところ傷を負っている様子もないし、無傷で勝てるって言うのも事実なんだろうね。
　何より、とうまが嘘をつくようには見えないし、嘘の為に今までの長ったらしい説明をしてきたとも思えないしね」

どうやら実演なしに『幻想殺し』を信じてもらえたらしい。

19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 21:04:44.96 ID:wDgA4oEl0
「ずっと疑問だったんだ。明るいうちは目立つからって、背中を撃つなんて大胆な事をする連中が襲撃に来ないのはなぜか。
　仮に俺の部屋のベランダに引っかかったことが分からなくても、魔力サーチで結局場所は分かるはずだろ。
　つまりだ、連中が本気を出せば、インデックスは捕まっているはずなんだ。学園都市と繋がっていたとしていたらなおさら」

「……じゃあ何？私達は見逃されているって訳？」

20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 21:07:01.60 ID:wDgA4oEl0
「もしもし」

『何で一度目の電話無視したのかにゃー？』

「なんで無視前提なんだよ。ちょっとトイレにな」

21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 21:09:38.98 ID:wDgA4oEl0
『まあ、その辺の詳しい話はあとだ。まずは彼女を置いて、俺の家に来てほしい』

「めちゃくちゃだな。俺がその命令を聞く必要がどこにある？」

百歩譲って行くとしても、インデックスに留守をさせておくわけにはいかない。

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