過去ログ - とある魔術の禁書目録　再構成 -SS速報VIP

過去ログ - とある魔術の禁書目録　再構成

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47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 22:20:31.74 ID:wDgA4oEl0
「何ぼけっとしてんだ、ステイル！ねーちん！」

叫ぶ土御門は上条とは違う方向から、インデックスの後ろから彼女に跳びかかった。
上条に集中していたインデックスは、土御門に反応出来ずあっさりと彼に捉えられた。
が、

以下略

48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 22:25:26.63 ID:wDgA4oEl0
「おい魔術師！俺も長くは保たない！どうにかして光線を止めてくれ！」

「『竜王の殺息(ドラゴン(ブレス)』……！む、無理です！
　伝説にある聖ジョージのドラゴンの一撃と同義であるアレを止めるなど……」

以下略

49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 22:27:28.12 ID:wDgA4oEl0
「――警告、第六章第十三節。敵兵に捕獲。戦闘思考を変更、戦場の検索を開始……完了。
　現状、最も難度の高い敵兵、上条当麻の破壊を最優先します」

土御門の予想通り、インデックスの両目の魔法陣の亀裂から光線が再び噴射される。
狙いはもちろん、上条当麻。

以下略

50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 22:30:49.28 ID:wDgA4oEl0
「ここまでとは……」

光線と右拳は拮抗していた。
先程の光線を受け止めていたのとはわけが違う。
光線を受け止めるという事は、すなわち防御態勢であり受け身。

以下略

51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 22:32:49.39 ID:wDgA4oEl0
「ようカミやん、おはよう」

何で土御門が寝起きの自分の前にいるのか。
一瞬疑問に思ったが、周りを見渡してそれはすぐに解決した。
真っ白な壁と床と天井とカーテン、病室だ。

以下略

52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 22:35:17.29 ID:wDgA4oEl0
「な、なんで、どうして……」

「俺さー、多角スパイなんだよね。だからいろいろな組織のいろいろな事を知っているって訳。
　でもこのIDは一応正式というか、統括理事長公認のものだから安心していいぜい」

以下略

53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 22:38:07.24 ID:wDgA4oEl0
「『黄金錬成』ってのは、頭の中で考えた通りに世界を歪めてしまうという魔術だ。
　たとえば、死ねと念じればそれだけで人を殺せるし、逆に死んでいる人間を蘇らせる事も出来る」

確かにそれでは、真正面からではまず勝てないだろう。

以下略

54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 22:41:57.32 ID:wDgA4oEl0
「これで今度こそ、カミやんに教えられる事は何もないかな」

土御門はそうやって話を切り上げようとしたが、

「いや、まだだ」

以下略

55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 22:44:52.53 ID:wDgA4oEl0
「そして学園都市側も、あっさりとインデックスの侵入を許した。言っとくが俺が手引きした訳じゃない。
　IDはインデックス侵入後に急いで作らせた」

「……いや、それはおかしいだろ。
　イギリス清教がおかしいのは分かる気がするが、インデックスが日本にいると分かれば、俺に救わせるためにお前は手引きするのが普通だろ」

以下略

56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/30(日) 22:45:47.70 ID:BSooLiK/0
幻想殺し以外の能力は使いますか?

57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga　sage]
2012/12/30(日) 22:45:55.25 ID:wDgA4oEl0
一人きりの病室で、上条は静かに決意する。
イギリス清教や学園都市に何らかの思惑があり、それにインデックスを巻き込むというのなら、
そんなふざけた幻想はぶち殺さなければならない。
そして、インデックスを絶対に守ってみせる――と。

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