7:幕間 ◆2gMnW4GmGpwP[saga sage]
2012/12/31(月) 07:28:12.56 ID:gMATEm4b0
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鹿目さんの背が遠ざかっていく。
自身の体が右足から光の粒へと変化し消えていく中で、私は彼女の背中を見詰め続けていた。
鹿目さん…少し姿が変わっていたけれど…とても大人っぽくて綺麗だったなぁ。
笑顔も優しさもあの頃と変わってなくて…そんな鹿目さんと会えたのは役得だったりする。
鹿目さんの姿が見えなくなったところで私の目から涙が溢れ出す。
もう左上半身と肩より上しか残っていない…。
あれ以降、鹿目さんが振り返らなくてよかった…。
私がこうなるって知ったら鹿目さんは泣いてしまうから…。
ごめんね…。
でも私はどうしても貴女を……。
……。
違う…これじゃないよね…。
私が言うことは…、貴女に贈る言葉は…ごめんねじゃなくて。
「私を助けてくれてありがとう、まどか」
喜びに満ちた表情で、暁美ほむらは消えたのであった。
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