過去ログ - キョン「それでもコイツは涼宮ハルヒなんだ」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/31(月) 12:15:30.81 ID:Icdf4Wax0
「塩を青菜か傷口かは知らんが、その類に擦り込む結果にしかならないと十分に予測され得る未来を回避する為に精一杯尽力しようぜ、お互い。
と、こう言っているようには聞こえなかったか?」

「今日の貴方は要領を得ませんね。いえ、失礼。僕の読解力が足りてないだけでしょう」

「あー、つまりな」

 口に出すことすら憚られる単語と言うのは実在するのである、悲しいことに。

「サンタ」

 ほらな。ええい、苦々しい。

「はあ」

「クリスマス」

 くそっ、忌々しい。

「ええ」

「こういった話題は止めておこうと俺は提案しているんだ」

「……なるほど、ようやく得心いきました」

 言いながらも笑顔を絶やさぬ古泉は、これがつまりコイツと俺の違いなのだとよく分かる余裕っぷりであり。ああ、本当にこの世には二種類の人間しかいないのだ。
男と女。モテる者にモテざる者。俺の苦悩なんてのは、しかしどれだけ言葉にしても決して伝わらないものの一つであったりするのかも分からない。
 ウィー、ウィッシュ、ア、メリークリスマス。


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