862:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/28(月) 01:26:35.63 ID:EXCrxxKao
ダルさんは彼よりも負傷が大きくなかったのか
しっかりとした意識で、こちらを見ていた
「えへ、へ……ドジッちゃった……みた、い」
こんな時でも、いつものようにあなたを見て笑う彼女
そんな彼女をあなたはぎゅっと胸元で抱きしめた
もちろん、重傷者なのですぐに離し臨時ベッドへと運ぶ
それでもベッドが足りないので、重傷者優先で軽傷者は後回しになってしまう
医療班でない班員も、軽傷の人は全員治療に回っている
だんだんと時間が経ち、日が落ちていく
体温が落ちてしまわないよう、火を焚き出来るだけ温かさをを保つ
「……す……ぅ」
彼の小さな吐息が聞こえる
どうやら、なんとか一命を取り留めることが出来たようだ
医療について学んでおいて、本当によかったと思うあなただった
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