過去ログ - 咲×ギルクラ 京太郎「ロストクリスマス、か…」
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9: ◆vQBYaxtlm5.U[saga]
2013/01/01(火) 20:11:00.00 ID:ZzH2lY7I0
その頃、咲は三機ものエンドレイヴに追われていた。途中でした怪我は放っておけば危ないレベルには血が出ていたが、正直、そんなことを気にしていられない状況だった
走っている場所が障害物の無い鉄橋だったのもあり、走らなければつぶされる
だから息を切らしながらも必死に走り続けていた
だが、とうとう先頭にいた一機の足が咲の背中をとらえようとしていた
(やばいよ、追いつかれちゃうっ!)
その時、別のエンドレイヴが間に割り込んできた
―――優希だった

「私が来たからにはもう安心だじぇ!」
そう言いながら優希はガトリングの引き金を引いた
エンドレイヴは構造上、機器とのつなぎ目が弱点であることを知っていた優希はそこを狙っていた
(楽勝だじぇ!)
狙い通り一番近くにいた一機は爆風を伴い、大破した
『優希!』
和の声に優希ははっとした。後ろの方にいた二機がミサイルを発射していたのだ
(おそらく狙いは咲ちゃんだじぇ!)
理解したときにはすでに腕は動いていた。ガトリングの向きを移動させ、飛んでくるミサイルへ向け、打つ
しかし、いくつかは撃墜できたが、2〜3発の打ちもらしが頭上を越え、後ろに抜ける
そしてミサイルは左右に分かれて橋に着弾した
爆風と轟音に体が軋む。だが、そのことを気にせず優希は和に聞く
「咲ちゃんは!?」
後ろを振り返り、橋を確認したが咲はいなかった。一応、自分でつぶしてしまった可能性を考え、足を持ち上げてみたが、やはりいなかった
『海に飛び込んだ―――というより、ただ単に転んで落ちたようですね』
それを聞いて安心した。なぜなら、咲はとてつもなく運が良いからだ
優希は以前、なぜ咲ちゃんを作戦の中核においているのかを聞いたことがある。その時久はこう言っていた
「咲は運命の女神様に愛されているの。それはたとえどんな状況でも、彼女がいるだけで何とかなってしまうほどのよ。実際、彼女を作戦に入れてからは全部の作戦が成功しているでしょう?それに、彼女自身、敵に囲まれたり、何度か危ない状況になったことがあるけど、それでもまだ彼女は生きている。だから信用できるの」
聞いたときは半信半疑だったが、今は私も彼女を信じている
だから、今回も何とかなるだろう。そう思いながら優希はその場を後にした





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