過去ログ - 京太郎「救われぬ愛に救いの手を」
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94: ◆VB1fdkUTPA[saga]
2013/01/02(水) 21:46:28.22 ID:WkIFPeFoo

>>28より続き



優希「犬!遅い!!」

京太郎「集合時間には間に合ってるだろ!?」

ホテルの奥。

宮永さんと共に出てくる彼。

ぽりぽりと頭を掻く姿が何処か抜けてもいるような、そんな顔。

私は小さく微笑み、口を開く。

それは優希を窘めるような、周囲に優しく響くだろう私の声だ。

久「はいはい、優希ー。約束した時間には間に合ってるんだから気にしない」

優希「じぇ〜……」

京太郎「ぶ、部長ぉ……!」

優希が何か言いたげな、そして須賀君が希望を持った瞳で私を見る。

くすり。

私は笑う。

それを須賀君にうっすらと見えるような笑みで返し、私は腰に手を当てて目を瞑る。

ただし。

そう、少し悪戯めいた声色で私は釘を刺すことを忘れない。

久「で・も、確かに一番遅かったのは須賀君ね」

須賀「うぐっ!?」

久「そうね……そうだ、後で雑用を手伝って貰うわ。いいかしら?」

須賀「りょ、了解っす…」

久「ん、よろしい!」





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