過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「!?」
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◆x/rxoIq2T6
[saga]
2013/01/19(土) 00:03:11.15 ID:4VhpMNh/0
苗木「で、でも…そんなこと…」
セレス「…汚れ役はワタクシが引き受けますわ」
苗木「…っ」
セレス「これがワタクシの覚悟です。それに──これはゲームでしょう」
セレス「ならここで仲間を犠牲にしたところで、現実には何の影響もありませんわ」
苗木(分かっている…セレスさんは善意でやってくれていること)
苗木(セレスさんはセレスさんなりに、この世界から抜け出す方法を考えていたんだ)
苗木(黒幕さえ倒せば、みんなを殺さなくて済む…確かにそうなんだ)
苗木(ここで…ここで江ノ島さんを…)
江ノ島「うぷぷ…私は死んであげてもいいよ?安広多恵子ちゃん」
セレス「本名で呼んでんじゃねえええええ!!」
江ノ島「だって死んだ方が面白そうだしね…うぷぷ」
苗木「…っ」
セレス「──さて、ワタクシの命も残り少なくなってきましたし」
セレス「貴方の引導は、ワタクシが渡してあげますわ」
江ノ島「ゲームとは言え死ぬのは初体験だからなー。どんな絶望が待ってるんだろう?わくわく」
七海「……」
日向「……」
霧切「……」
罪木「……」
苗木(みんな黙り込んでいる)
苗木(こんなこと間違っているけれど、セレスさんの覚悟だって相当のものなんだ…)
苗木(彼女が自分の命を懸けてまでやろうとしていたことを、邪魔できないんだ…)
セレス「さ、墜ちなさい」
江ノ島「あーぞくぞくしてきた」
セレス「…お付き合いできなくて残念です…わね…」
セレスは最後の力を振り絞り、床に全力で蹴りを入れる。
その衝撃をきっかけに床の亀裂は猛烈な勢いで広がっていき、やがて人一人を丸ごと飲み込むまでの穴となった。
そしてセレスはすべての力を使い果たしたのか、光の粒子となっていき…
セレス「……今度…一緒に…」
…消えていった。
セレスは倒れた。
江ノ島「それじゃ、苗木クン。みんな、いままでありがとうね!」
江ノ島「なーんてね!そこで絶望するといいよ。お前ら全員大不正解!私は黒幕じゃあっりませーん!」
苗木「なっ」
江ノ島「うぷぷぷぷぷぷ…」
そして闇の中に江ノ島は消えていく──
苗木(僕は…僕は──)
1 江ノ島を救う。
2 ただ見つめていた。
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