10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/03(木) 20:14:38.26 ID:ecg1BOd5o
「それで」
と、火傷したかもしれない舌を出し入れしながら、プロデューサーさんは続けた。
「俺、たぶん君のプロデューサーになるわけだけど、なんて呼んだらいい?」
「藍子、でお願いします」
間髪入れずに答えてしまう。
「アイコ、ね。わかった」
まだ私の名前の漢字を覚えてないからか、プロデューサーさんは、まるで片言のようにつぶやく。
反芻するように、それを二、三度繰り返されたので、わけもなく、居たたまれなくなる。
カフェモカを飲み込みながら、私はやり場のない視線を、減っていくカップの中に送っていた、
319Res/162.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。