22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/09(水) 22:15:42.61 ID:nS0hKkLfo
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23:第二章『春』[saga]
2013/01/09(水) 22:16:24.68 ID:nS0hKkLfo
通いなれた写真屋さん。
そこで証明写真を撮ってもらうのは、なかなか緊張するものだった。
そうして私のアイドル活動がスタートした。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/09(水) 22:16:59.43 ID:nS0hKkLfo
それと、日を重ねるごとに同僚も増えていった。
私が事務のちひろさんに、
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/09(水) 22:17:47.99 ID:nS0hKkLfo
それにしても、プロデューサーさんは、いろんな子を連れてきていた。
中でも、身長182cmの子は、私に大いなる衝撃を与えた。
しかも話してみると存外に常識的だったので、衝撃は余計に大きくなった。
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/09(水) 22:18:49.08 ID:nS0hKkLfo
そんな中で、私はなぜかまとめ役みたいなポジションに収まってしまっていた。
といっても、そこまで大したことをしてたわけじゃないけど。
幸い、みんな話はちゃんと聞いてくれる子たちだったから、私みたいなのでもどうにかできた。
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/09(水) 22:19:20.53 ID:nS0hKkLfo
嫌になったらさっさとやめちゃおうかな。
なんて考えていた私にとって、
この立ち位置はある意味で絶妙だった。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/09(水) 22:20:13.04 ID:nS0hKkLfo
◆
レッスンを終えると、みんなが散り散りに帰っていく。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/09(水) 22:20:51.27 ID:nS0hKkLfo
「お疲れさま」
左手で紙袋を掲げて、菜帆ちゃんが言った。
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/09(水) 22:21:21.92 ID:nS0hKkLfo
「お一つどうぞ」
間延びした声とあんまんが差し出される。
勧められるがままに、私はそれを受け取った。
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/09(水) 22:21:52.25 ID:nS0hKkLfo
「仕方ないよ」
「みんな元気だものねえ」
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/09(水) 22:22:26.71 ID:nS0hKkLfo
「で、どこ行くの?」
「和菓子屋さん」
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