20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/15(火) 21:28:47.70 ID:qIUZjvADO
かぐら『あぁ、もうッ!どうして分かってくれないのさ!こっちは一生懸命だったのに!』
しばし呆然としていたかぐらがいきなりキーッと苛立ちを露にした。
そりゃ延々と噛み合わない、噛み合うはずのない押し問答を繰り返したのだから幼い彼女には耐え難いものがあったろう。
クロ「やり方が甘いんだよ」
かぐら『えー?あんだけやったのに?』
まるで出来の悪い子供に言い聞かすように言いながらクロはかぐらを見下ろした。
少し不服そうな子猫二匹の前で胸を反らしているクロの姿はあながち先生と読んでも間違いはないだろう。
クロ「いいか、後ろのあいつらを見てみろ。さっきのあれはあいつらにとっては良い事をしたとしか思ってねーのさ」
かぐら『あぁッ、本当だ!』
クロが促した視線ね先には笑顔になっている三人がいる。
成る程と子猫達を息を飲んだ。
自らが相手にしようとしていた敵の強大さに今さら気が付いたのだ。
クロ「一度くらいの媚売りなんかじゃ足りねー。媚びをとにかく売って売って売りまくって、相手が自分の要求の物を出すまで待つ。それができねーなら、残念ながら話にもなんねーよ」
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