28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/21(月) 18:48:15.97 ID:x7tC6eDDO
まどか「あはははははッ!」
────愉快そうな笑い声が響いた。
口を開いても言葉は形にならず、きっと笑いしか出てこないような、そんな様子が伺いしれる程の。
まどかは、彼女自身珍しいくらいに大きな声で笑っていた。
しかし、かと言って下品ではなく。
年頃の少女らしい周囲に明るい雰囲気を振りまくような楽しげな笑顔だ。
─────そんな、今なら誰だって好感を抱くであろう彼女を憎々しげに睨む者が一匹いた。
クロ「……ちっ、るっせーな。唇もぎ取るぞッ!」
いかにもつい先刻、とんだ失態をさらしてしまったクロである。
あれから、まどか達が食事を済ませてからいくらか雑談をした後、マミの退院祝いは一旦お開きになった。
お腹一杯になったタツヤも船を漕ぎだしたし、詢子は息子の世話、知久は食器の片付けを始めたからだ。
しかし、それはあくまで食事会だけの話。
すぐに、まどかの部屋で二次会が開かれる事になった。
そこで、まどか達に食事の時のクロ達の奇行───もはや過言ではないことくらいはクロも理解できる───についての説明をしたのだが……。
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