66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/31(木) 22:21:48.85 ID:AxlSjuFDO
まどか「……え?」
マミ「あのね、最初にね、知久さんとね、話したらそうした方がいいよって言ってくれたの。だからね、そのぅ……」
まどか「マミさん!落ち着いて、リラックスリラックス」
まどかの言葉に、マミは失っていた落ち着きを取り戻そうと大きく息を吐く。
吸って、吐いて、吸って、吐いて、数回繰り返した後、マミは挙動不審から脱した。
マミ「……泊まる準備はしてあるの。厚かましいかもしれないけど今夜は……いいかしら?」
友達の家に泊めてもらおう。
こんなお願い、マミの人生において殆ど初めてである。
だって、彼女は一人だった。
戦いの中においても、日々の流れにおいても、それをずっと耐え忍んできたのが巴マミという少女である。
そんな彼女がしたその、友達への『お願い』というものは、小さくても他人から見てたらとりとめのないものでも、マミはその初めてを彼女なりに必死に伝えた。
まどか「────マミさん」
まどかは、笑って答えた。
まどか「勿論、いいに決まってますよ」
緊張と、分かりやすい期待に満ちていたマミの顔がパアッと明るくなる。
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