97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/08(金) 00:19:35.50 ID:4of5MAkDO
マミ「この犬達が可哀想って気持ちはあるわ。でも、今はそれとは別の感情がある……これを見て、さっきそこで拾ったの」
マミの手の中にあったものは首輪だった。
血で赤黒く染まったそれが、月明かりに照らされている。
クロは黙ってそれを見ていた。
マミ「きっとこの犬達のうちの一匹が付けていたのね。この金属のプレートの部分に名前が刻み込まれていた……きっと何処かで買われていたのね」
詳しい事はよく分からない。
だが、この犬達はもしかしたら何処かの街で平穏に暮らしていたのではないか。
ただの犬として日々を過ごし、飼い主に愛され、気ままに生きていたのだ。
だが、しかし、突然、『何者か』によってその命を、在り方を歪められ、踏み躙られ、弄ばれ、その結末に命を散らした。
そう考えれば考えるほど、怒りが沸いて仕方がない。
マミ「クロ、私には貴方も怒っているように見えるわ」
クロ「……あぁ、そうかもな」
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