過去ログ - ネミッサ「いつかアンタを泣かす」 ほむら「そう、期待しているわ」
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 23:03:25.69 ID:yAr9XARu0
そんな余裕のある態度に、ますますネミッサは苛立つ。だがここが我慢のしどころとかろうじて抑える。
(あんの澄ました顔を涙でぐちゃぐちゃにしてやる!)
ほむらと別れたネミッサは、武器の用意を考えることにした。先ほど戦って分かったが、魔法だけで戦うよりは、接近戦でも戦える様な武器がやはり欲しい。せめて近づく攻撃や相手を払い、メインの魔法を叩き込めるように牽制が出来るようにしたい。このちっちゃくなった体では以前使った防具なんて合わないし、それを直すには時間がかかるだろう。取り敢えず悪魔の力が宿った銃や弾丸、ナイフあたりを用意する。そして余った武器をほむらに提供してもいい。携帯電話も用意しないといけない。ほむらから指示が来たらそれにも応じなくてはならない。多少時間があればネットワークに連れて行ってダメ押しでもしよう。マルスムのときみたいに、ネットワークを通じてあちこち引っ張り回してもいいかもしれない。これから忙しくなる。ネミッサは嬉しくなった。
今度こそ、助ける。その決意を胸の秘めて。
「で、これは何?」
後日のこと。ほむらが不在の部屋にどうやったのか忍び込み、部屋に銃器や武器、爆弾などを広げている。帰宅したほむらはネミッサに冷たい目線を投げかける。その視線に気づいていないのか、舞い上がっているように説明に没頭する。ネットワークを通じ、以前接触があった人物に預けていた武器を回収し持ってきたようだ。
「この銃は結構上位の悪魔が魔晶変化したからかなり強力よ。こっちの爆弾は高いけど威力は折り紙つき、お勧めだよ。あと、鞭は使える? これは普通のよりよっぽど強力。キラキラ色も綺麗だしね。この弾丸は相手を眠らせるし、こっちは着弾すると燃え上がる。銃を使うアンタにはいいかもよ」
ほむらが制服姿のまま頭を抱えているのをお構いなしに続ける。当の本人は良かれと思っているのだろうが、余り大きな声で爆弾だの弾丸だの言わないでほしいものだが、そこには一つも気づいていないようだ。幸い、ほむらは一人暮らしであるため、家族に迷惑がかかるようなことはないのだが。
「ああ、あとさ、このスカジャンも魔力があるから、防御はいいわよ。見た目カッコ悪いけどねー。…あ」
やっと気づいてくれたのだろうと、ほむらが抗議の言葉をあげようとした。まったく、空気を読めないのは誰に似たのだろうか。
「こ、これは…、ははは…、使う?」
強力な悪魔が魔晶変化し、凄まじい魔力がこもったブラジャーを指で摘み見せる。見た目が見た目だが、そこに込められた魔力は凄まじいものがあり、我慢すれば使えないこともない、はずだが。
「…ネミッサ、正座なさい。何か、含むものがある装備ね、それ」
引きつった表情のほむらを見て気づいた。ネミッサは、地雷を踏んだのだと。
「いいじゃんアンタスタイルいいんだしさー。モデル並みのくせしてー」
「うるさい、近所迷惑だから黙りなさい」
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