過去ログ - ネミッサ「いつかアンタを泣かす」 ほむら「そう、期待しているわ」
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2: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/01/04(金) 20:46:32.75 ID:yAr9XARu0

これは、祈り

ささやかな願いを叶えるため

無間地獄を走る少女への

ちっぽけな

祈り



序章
【あけみほむら】



消えたくない。
消えることが使命ではあったけれど、それを受け入れたわけだけれど、頭の片隅にあったわがままがずっと残っていた。
発端は恐怖と罪悪感。今にして思えば、恐怖が先にあって、罪悪感を言い訳にしていたように思う。
仕方ないじゃない。消えたくないよ、誰だってさ。
だから、今銃口を向けられて平謝りしてるのた当たり前なんだよ。多分。



「まず、貴女の名前から聞きましょうか」

「あ、アタシはネミッサ…です」

「そう。なら次の質問。貴女は何者?」

「えー、と。信じてもらえるかわからないけど、悪魔、です」

黒髪の少女はその意味不明な回答に苛立ったのか銃口を近づけて威嚇する。銀髪の少女はそれに驚き慌てた。なぜ銃をこんな少女が持っているのか。それを使いこなし、相手に威圧感を与えることができるのか。ネミッサにはそれが理解できなかったが、そんなことは今は口にする疑問ではなかった。今この場をどう切り抜けようか、ネミッサにはそれが一番解決しなければならないことだったから。



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