過去ログ - ネミッサ「いつかアンタを泣かす」 ほむら「そう、期待しているわ」
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/19(土) 22:45:09.95 ID:lOJU2yWX0
案の定、レシートをもらわずにネミッサは戻ってきた。仕方ないので
ほむらは適当に硬貨を渡し、ネミッサは確認もせず受け取った。
そのまま、向かい合い簡単な食事にする。
「マミには話しているの?」
ほむらは気になって問いかける。当然ネミッサは肯定する。
そうだろうな、とほむらは思う。そのあたりいちいち筋を通すのが
ネミッサだ。
「とりあえずしばらくいていいわ。何もない部屋だけどね」
「寝かせてもらえれば、十分よ」
サンドイッチを咀嚼しながら、のほほんと会話をしあう。
コーヒーを啜りつつ、他愛もない言葉が飛び交う空気。
「シューアイスも食べる?」
「お腹一杯よ。……余計なカロリー取ると太るわよ?」
「私が取った余分なカロリーは、魔力に変換されて蓄積されマス」
「羨ましい体質ね、信じてないけど」
ほむらは、奇妙に思っていた。
ネミッサの、会話のない会話に心地よさを感じていることを。
まどかとの間では安らぎというものがあった。だがそれとは違う、
くすぐったいようなさわり心地のいい布を触るような、感触。
しばらくこの空気を感じていたい気がする。
「そういえば、私との契約はどうなってるの?」
「まだ継続中だけど?」
ほむらはてっきりワルプルギスの夜撃退で終了しているものと
ばかり思っていた。ネミッサがほむらに逆らうようなことをしないのも
あるが、ネミッサに無理な命令をしたことがなかったため、
実感することがなかったのだろう。
「必要がなくなったらどうしたらいいの?」
「解約というか、完了の宣言みたいなのすればいいわ、たぶん」
ネミッサ自身も契約したことがないという。
そんな状態でほむらと契約したということは、それだけ危険を伴うことだ。
今更ながら、ネミッサの捨て身の行動が身に染みた。
「そうね、それじゃ。暁美ほむらは、
現時点をもって、ネミッサとの契約を終了するわ。
……これでいい?」
「ま、OKね。これで、主従関係じゃなくて友達になれたかしらね」
「私の友達は、まどかだけよ」
ほむらは微笑んだ。ネミッサは冗談として聞き流した。ほむらの
ジョークにいちいちとんがっていてはやっていられないことを
よく知っているからだ。
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