過去ログ - ネミッサ「いつかアンタを泣かす」 ほむら「そう、期待しているわ」
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352: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/01/23(水) 22:11:07.87 ID:IJ1OI9UG0

「なんか、夢あるの?」

真っ直ぐなネミッサの何気ない問いに、
さやかがちょっと顔を赤くして答える。

「え、えへへ、笑わないでね?」

さやかの夢は、歌手になることだという。所謂ポップ歌手ではない、
とのこと。はぐらかされ理解できなかったネミッサが再度突っ込むと
さやかは顔を赤くした。

「ほら、杏子が打ち上げの時歌ったじゃない? 
ああいう歌手になれたらな……って」

徐々に声が小さくなり、顔を上げられないほど真っ赤になる。
元々、美声のさやかである。練習さえすればきっといい歌い手になる。
誰もがそう思った。

「笑うわけない。素敵じゃない」

「そしてカミジョーと一緒に舞台に出るわけだ!」

図星をつかれてさやかは真っ赤になる。もちろんそれもないわけでは
ないだろうが、それを指摘して笑うのはさすがに失礼すぎた。

「ネミッサ、そういうのを無粋というのよ」

「デリカシーねえよな」

「見損なったわネミッサ。近づかないで頂戴」

「ネミッサちゃんあんまりだよ」

「そうだよね、私には似合わないよね。うん、ごめんね……」

「い、いや、ちょっと待って、ごめん。
悪かったってば! 悪気なかったのよ〜」

さやかも調子に乗り泣いた真似をする。それをネミッサが慌てて
謝るさまをみて、ネミッサ以外の全員が笑った。
ネミッサはソウルジェムの心配までしてしまったため、顔色が
変わってしまった。

冗談と気付いた時には、ネミッサの背中に嫌な汗で濡れていた。



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