過去ログ - ネミッサ「いつかアンタを泣かす」 ほむら「そう、期待しているわ」
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/27(日) 22:32:43.26 ID:YvWdcsYL0
それから数日して、マミたちは嫌がるネミッサを拝み倒し、
業魔殿についてきた。ヴィクトルの研究に協力するためだ。
「浄化装置に直にソウルジェムを入れて浄化する、か」
「はい、協力させてください」
ネミッサはグリーフ・シードの安定供給のため尽力したが、
その目的はソウルジェムの浄化を魔女狩りなしにすることだ。だから
マミらの申し出はそれに即したものではあったが、正直断りたかった。
『リサイクル』のお蔭で組織に参加する魔法少女は、魔女すなわち
魔法少女が増えることを良しとせずに済んだ。それがQBとの交渉の
一端にもなった。
だからそれであれば危険を冒してまでそんな実験にマミたちを
協力させる必要はなかった。
「はっきり言おう。私は気が進まぬ。ネミッサの年若い友人らを
危険度もわからぬのに、背徳の技術の犠牲には出来ぬ」
「でも、これが可能なら、もっと多くの魔法少女が救えます。
ネミッサの願いに副ったことだと思いますが」
ヴィクトルを威圧するほどのほむらの眼光。だがそれに怯むこともなく
押し返す。間に立つネミッサはどうしていいかわからず
おろおろするだけだ。
今現在でも、『リサイクル』の数は不足している。この数が
増えない限り、これ以上魔法少女を保護できなくなる。
「あたしからも頼む。役に立ててくれよ」
「私もです。よろしくお願いします」
「まだ私はネミッサに恩返しできていません。チャンスをください」
「ネミッサの目標は、私たちの夢でもあります。どうか、
ネミッサのためにも、手伝わせてください」
それは四人全員の願い、祈り。
「……よかろう。ただし条件はある。決して無理はしないこと。
捨て駒になることは許さん。……それでいいかな、お嬢さん」
「はい、お願いします」
「みんな……本当にいいの?」
「いいのよ。だって。私たちはまだ、貴女に恩返ししてないのよ?」
皆を代表して、マミは微笑む。全員が同意見だった。
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