過去ログ - ネミッサ「いつかアンタを泣かす」 ほむら「そう、期待しているわ」
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/07(月) 21:25:37.24 ID:i9eeC+ki0
ほむらは正直ネミッサに感謝していた。ネミッサの話により、ほむらが一番伝えたくないこと……「まどかとの約束」を言わずじまいになったことだった。それを知れば心優しいまどかのことだ、自分を責めることだろう。それだけは避けたかった。自分のしていることは自分のため。まどかが知り苦しむことはない。悲しませることもない。
そして、ネミッサの行動の真意を知った。自分を友達と思い、純粋に手助けをしようとしてくれていた。自分に憧れるなどと、赤面をしてしまう発言もあったが……、ほんの少しだけ。
(嬉しかった、ありがとう、ネミッサ)
もう少しだけ、もう少しだけ、人を頼ってみようかと思う。
マミと杏子が結界を見つけたのは僥倖といっていい。ほとんど同じようなところにあるとは思わなかったが、首尾よく見つけられた。場所を関係者にメールし、待ちを決め込んだ。
そこに苦虫を潰したような顔のほむらがまどかと二人を連れてきた。
「そいつらも?」
上条と仁美をにらみ、杏子が尋ねる。幾分声に非難の響きがまじる。
「さやかちゃんの幼馴染とお友達だよ」
「わかってるけどよ……」
さやかにした仕打ちをある程度察してる杏子は面白くない。部外者がいることも面白く無い、と。同じような思いをほむらも感じているのだろうが、まどかが頑なに連れていくと聞かないため諦めるように連れてきたとのことだ。
「私が守ります。だから連れて行ってあげて」
マミの助け舟を出す。
「いいえ、私はここで待ちます。彼を連れて行って下さい。……待つのが私への罰です」
仁美は見届け人の立場を取るつもりのようだ、あるいは首尾よくさやかが戻った際のケアを用意するつもりでいる。
「ならいいけどよ、そこの坊やも安全は保証できねえよ」
「構わない。むしろさやかに貰った人生だ。さやかに返すのが筋だろう」
杏子は見なおした。眼光鋭い表情に頼もしさを感じたからだ。上条の心意気を買った形である。それに守るのはマミの仕事で、杏子は呼びかけつつ攻撃を反らすつもりだ。それに後詰はほむらもいる。二人くらいなら任せられる。
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