過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：五巻目【都市伝説】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚：五巻目【都市伝説】

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798:1[saga]
2013/01/16(水) 22:49:59.71 ID:MtNnH02Lo
怜「そういえば穏乃ちゃん、大丈夫だったん？」

京太郎「あー、アイツはなー」

何の話をしているのか？　時は少しだけ遡る。
夏休み最後の日、愚か者が泣く終末の日。

高鴨穏乃は友人達に泣きついた。まぁ、つまりそういう話である。

京太郎「……で、結局31日に終わらなかったと」

穏乃「わ、私は悪くぬぇ！！」

憧「アンタが悪いわよ、明らかに」

流石に憧に多分に手伝って貰った上で「憧先生が悪いんだ！　俺は悪くぬぇ！」と言い出すほど彼女は厚顔無恥ではない。

高校最初の夏休みということで遊びと勉学をせっせと両立していた憧、縦横無尽に走り回っていた京太郎は穏乃へのマークが甘くなっていた。

その結果がこれである。彼女なりに、頑張ってはいたのだが……

ちなみに一学期期末テストも振るっていない。要勉強である。

穏乃「助けて下さい！　何でもしますから！」

京太郎「ん？　今何でもするって言ったよね？」

穏乃「はい……」

京太郎「課題やれや」

穏乃「うわぁぁぁぁん！！」

三人とも、頑張った。

京太郎「……なんとかなったんじゃないか？　たぶんおそらくきっとメイビー」

怜「アンタの右隣二つ先の席で虫の息の穏乃ちゃんを見ながら言ってみぃ」

京太郎「真っ白に燃え尽きたんだ……そっとしといてやってくれ」

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