過去ログ - 勇者「 最終的に頼りになるのは自分の力だ」 
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/05(土) 19:14:18.12 ID:RfzllkH30
おうふ…見てくれてる人いるとは……
続けます。



【 勇者の家 】 夕方


 父「勇者!」

勇者「どしたの?」

 父「先程、城の兵士が来てな。国王が勇者に話があるとよ。」

勇者「え、ホント?」

 父「まあ…なんだ、お前がもしこの国を出て本格的に「魔王討伐に行け!」なんて話になったら……」

 母「うっ…うう……」

勇者「大丈夫だと思うよ、父さん母さん。
   自分でいうのもなんだけど、僕相当鍛えたからね。素手で戦う事の辛さと怖さがいっぺんにわかったから
   無理なときはすぐに帰って来るからさ。ね?」


 母「勇者ちゃん…」

 父「勇者…お前のウワサは最近聞くぞ。
   たったひとり素手でスライムと戦ってる若者がいるって」

勇者「ウワサになってるの?そんなに素手で戦うのって珍しいかな…」

 父「うん…まあ、そうだな」

勇者「とりあえず、心配はそんなにしなくてもいいよ。
   ケガとかしても必ず、僕はこの家に帰って来る。
   魔王討伐が出来なくても、家に帰ってくる事だけは約束するよ。二人の泣き顔とか見たく無いし。」


両親「勇者…!」


勇者「んじゃ、お城に行って来るよ!」






母「…おおきくなったわね。悲しいはずなのに、逆に誇れるわ。」

父「ああ。素手で戦う事はモンスターと直に触れるってことだからな。
  その恐怖と毎日戦ってるあいつだからこそ、余計おおきく見えちまうかもよ。」

母「そうね…。」





















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